コラムのバックナンバー

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弥生(2020年03月)

 我が家は今、空前の黒米ブームにわいています。
 いただきものの黒米をいつものお米に混ぜて炊いてみたところ、
最初こそ鮮やかな赤紫色の仕上がりに驚きましたが、
プチプチもちもちとした食感がやみつきになり、今では
黒米の入っていないご飯を物足りなく感じる程です。

 ところで普段何気なく食べているお米が生薬としても用
いられていることをご存知でしょうか。うるち米の玄米は粳米(コウベイ)といい、
滋養強壮や胃腸を整える働きがあるとされ、白虎湯(びゃっことう)や
麦門冬湯(ばくもんどうとう)に配合されています。

 古代米の一種とされる黒米の歴史は古く、かの楊貴妃も食したとか。
お米の歴史に思いを馳せながら、毎日の食事を楽しみたいと思います。

*新型コロナウイルス感染症予防のために、こまめに手洗いうがいを行い、
人ごみの多い場所はなるべく避けて、必要以外の外出も控えるように心がけましょう。


令和2年 如月(2020年02月)

 お漬物屋さんで菜の花漬をみつけ、
あざやかな緑色に一足早い春を感じて買い求めました。
塩気と苦味がよい塩梅で、お箸がどんどんすすみます。

 高血圧の予防のためには、糖尿病などの疾患を持っている人はもちろん、
血圧が正常な人も1日に摂取する食塩の量を6g未満にする必要がありますが、
日本人の食塩摂取量は1日あたり平均9.9g、つまり気を付けずに食事をすれば
ほとんどの人は塩分の摂りすぎになってしまうといえます。

 塩分を減らすのは物足りないと感じるかもしれませんが、
お味噌汁や麺類の汁は飲まない、ちくわやハムなどの加工食品を減らす、
だしや酢の味を生かすなどの工夫で無理なく減塩することができます。
野菜や海藻をたっぷり摂ったり運動も効果的ですが、
こちらは主治医のいる方は先生と相談のうえ行って下さい。

 減塩するにはまず自分がどれだけ食塩を摂取しているかを知ることも大切です。
インターネット上に様々なチェックシートがありますし、病院や薬局で配布している場合もあります。
ちなみに私の場合、菜の花漬けを食べるなら他で減塩が必要のようです。
実は菜の花漬け以外にも色々とお漬物を買い込んだのですが、ほどほどにしたいと思います。


令和2年 睦月(2020年01月)


あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします

 年末から年始にかけて、お正月ならではのご馳走を
召し上がった方も多いのではないでしょうか。
カニやエビ、牡蠣、フグなどのご馳走を食べる時にいつも思うのは、
グロテスクで時に毒もあるこれらを誰がはじめに食べようと思ったのだろう、
という事です。殻と身、または身と内臓のどちらを食べるか、
というところから始めなければならなかった昔の人々は、
その過程で体調を崩したり命を落とす事もあったでしょう。
薬のはじまりも同様で、太古の昔から、
人々は身の回りの木や草花、虫、鉱物、動物の一部などについて、
どんなものがどんな病気に効くのか身をもって試しながら発見してきました。

 たくさんの人達の知恵とチャレンジのおかげで美味しい物が食べられ、
安心して薬を使える幸せに感謝しつつ、今年も頑張りたいと思います。